こんにちは。ニューライター映画部の鈴木です。

今日は、今月公開された映画「LUCKY」をご紹介します。

 

「LUCKY MOVIE」の画像検索結果

 

製作年は2016年。

作品としてはニュー!ではないのですが、今回が日本で初めての公開なのでご紹介します。

 

英語とスペイン語が飛び交う、アメリカ南西部の街で過ごすラッキー。90歳。

毎朝起きたら欠かさないのが、ヨガとエクササイズ。行きつけのカフェでコーヒーを飲みながらクロスワードを解き、ドラックストアでタバコを買う。

家に帰ると、クロスワードの続きをやりながらクイズ番組を楽しむ。

特に代わり映えのしない、ラッキーの毎日が淡々と描かれます。頑固で厄介なおじいさんですが、街のみんなから愛される人気者です。

 

関連画像「lucky movie coffee scene」の画像検索結果

 

ラッキーは多くを語りません。

説明的なセリフはなく、彼と彼が出会った人々との会話だけで構成されています。

心理描写が少ないので、ラッキーの過ごす日々を、私たちは第三者として傍観しているような感覚です。

 

 

ある日のこと。朝コーヒーを飲もうとしたとき、ラッキーは自宅で一人倒れてしまいます。

原因は加齢。

タバコをふかしても、たくさんお酒を飲んでもピンピンしていたラッキーですが、年齢による衰えからは逃れられません。これを機に、ラッキーは自分に近づきつつある「死」について考え始めるのです。

 

関連画像

 

 

人生とは、なにか

ラッキーがみつけた答えとは

 

死について考えつづけるラッキー。

物語終盤で、行きつけのバーでタバコを吸おうとすると店長に注意されてしまうのですが、

その時、彼の口からこんな言葉がとびだしました。

 

It’s all going to go away.

(全て、どこかにいってしまうんだ。)

You, you, you, you, me, this cigarette, everything… into blackness, the void.

(おまえも、おまえも、おまえも、おまえも、俺も、このタバコだって全部… 真っ暗闇の中に。「無」に消えるんだ。)

 

現実主義者で無神論者のラッキーが出した、死に対する解釈です。

 

And what do you do with that?  (じゃあ、どうすればいいの?)

 

その言葉を聞いた、バーの店長が問いただします。

この問いに、ラッキーは何と答えるのでしょうか。

この先は、物語を通してみなさんに感じ取っていただきたいです。

 

 

この作品は、主人公を演じたHarry Dean Stantonの遺作となってしまいました。

脚色があるとはいえ、撮影時実際に90歳だったHarry Dean Stantonが出演し、等身大のありのままを描いたことがこの映画のすごいところなのだと思います。

ラッキーが導き出す答えには、本人の経験も取り入れられているそうです。

 

この物語を通して、ラッキーとハリー・ディーン・スタントンの人生に出会えてよかったです。

みなさんも機会があったら、是非見てください。

 

 

カテゴリー: 映画